- はじめに
- サスペンションとは
- リアサスペンションを選ぶポイント
- 値段別リアサスペンションのおすすめ3選
- リアサスペンションの取り付け方法
- GAZI製リアサスペンションのレビュー
- オーリンズ製リアサスペンションのレビュー
- まとめ
はじめに
色々と迷った挙句、ついにリアサスペンションを購入しまして、取り付けましたので、その方法とレビューをします。
サスペンションとは
バネとダンパーを使って、路面からの衝撃を吸収し、乗り心地の向上と、車体の安定化をしている装置です。
この装置を変える事で、劇的に乗り心地が良くなったり、ライディングのし易さが変わってきます。
詳細は下記のブログで解説してありますので、気になる方は参照してください。
リアサスペンションを選ぶポイント
プリロード調整機能の有無
最も定番でどの社外品にも付属している機能です。
ある程度高級車になってくると純正でも付いている重要な機能でして、リアサスペンションのサグを調整するためのものです。
サグとはリアサスペンションのリバウンド側のストロークを確保するために設定されているもので、人が跨った状態である程度ストロークを確保しておきます。
確保しておかないと、リバウンドストロークが無くなってしまい、リアが安定しないバイクとなってしまいます。
純正状態ですと、2人乗りなども考慮して設定されているため、1人乗りではちょっとリバウンドストロークが少ないかと思います。
さらに体重によっても変わるため、プリロードを使ってリバウンドストロークを調整します。
特にグロムの取り付け構造を確認するとストロークが少なめだと思いますので、ここの設定はかなり重要です。
減衰調整付きの有無
社外品で少し高めのものになると、付いています。
ご自身が走るステージ、通勤で一般道、山道、サーキットなどによって、最適な減衰力が変わってきます。
それらを調整しながら自分の好みの動きにするために使用します。
プリロードのことも踏まえて、減衰調整も記載してありますので、下記のサイトも参照してみてください。
まさかのHRCがセッティングのチャートシートまで準備して提供してくれるとは、いい世の中になりました!とても助かります!
リザーブタンクの有無
余談的な部分もあるのですが、グロムは上記にも記載した通り、ストロークが少ないと考えられます。
ストロークを確保できないと、短い距離で衝撃を吸収しなければいけないため、初動時から高減衰力が必要となり、乗り心地の悪化につながります。
にも関わらず、純正の複筒式から単筒式サスペンションになると、フリーピストンと高圧ガスの容積が必要となってしまい、ストロークを減らしてしまいます。
そこで、別タンク式リザーブタンクがあると、そちらにフリーピストンと高圧ガスを封入できるため、ストロークを確保することができます。
値段別リアサスペンションのおすすめ3選
1万円以下の激安キタコのリアサスペンション
グロムのリアサスではとても定番商品で、アマゾンやwebikeなどでも上位に入っているサスペンションです。
選ぶ基準の内で1つしか該当しませんが、減衰力とバネレートはノーマルよりもマイルドに設定されているようで、ストリート走行やツーリング等で長時間ライディングした際、体に多大な疲労感を感じた方にお薦めの、乗り心地を重視したリアショックアブソーバーです。
4万円以下のコスパ最高なSHIFT UPのリアサスペンション
話題沸騰したサスペンションで、選ぶ基準の内で、2つ該当します。
アマゾンでは☆4.1となかなか高評価なサスペンションです。少しバネレートが12.1kgf/mmと高めなので、サーキットよりのセッティングとなっていそうですが、リザーブタンク付きのためストロークを確保できていると思うので、減衰力を調整してあげれば、いい感じになりそうです!
ファルコン輸入のGAZIのリアサスペンション
こちらのサスペンションは販売中止となっているので、消しています。
リアルに手が滑って買ってしまったので、色々調べてみましたが、ほぼつけている方はいらっしゃらないかと思いますので、記載しておきます。
ファルコンのカラーでナイト論のように見えてしまいますが、GAZIというタイのメーカーが作っているグロム用のリアショックです。
車高調整(範囲250~260mm)/コンプ/リバウンド/イニシャル調整ができまして、なんでも入りスペックにも関わらず、そこそこの値段が買えるので、おすすめです。
ちなみにGAZIのリアサスペンションの様子
4万円以上の激高価なオーリンズ 後期向け リアサス HO 611
ファルコン製のリアサスペンションから、泣く子も黙るオーリンズに交換しました。
オーリンズの設計の方向性は、僕の好みの方向性で、なるべくストロークを確保する事で、衝撃を吸収し、バネや減衰力の硬さを抑えることが出来るため、乗り心地を向上させながら、走行性能を向上させています。
もちろん、このサスはプリロード調整、コンプレッション、リバウンドの減衰力の調整も可能で、別タンク式で全部入りのスペックです。
その上、バネ定数が異なるバネが入っており、レースをする方や、体重が重い方向けに準備されています。
さすがオーリンズのこだわりを感じられます。
ちなみに、こちらのショップで買うと、アジアオーリンズではありますが、割安で購入することができます。
購入方法はショップサイトを参照してください。
リアサスペンションの取り付け方法
カウルの取り外し
カウルの取り外し方法は別記事を参考にしてください。
リアサスの上部のボルト周りの部品を外す
リアサスのボルトの工具の通り道に、部品があり邪魔なので外してしまいます。
インナーフェンダーを外す
3つのボルトを外せば、インナーフェンダーが取れます。
リアを持ち上げる
今回は車用のジャッキアップで上げましたが、倒れないように気をつけてください。
リアサスのボルトを緩める
2つのボルトを緩めると外せませす。
リアサスを取り外し
取り外した純正リアサス
いろんな機能が付いていることもあり、GAZIの方がちょっと長めですね。
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リアサスを取り付け
逆手順でリアサスを取り付けます。
リアサスのボルトの締め付けの規定トルクは44Nmです。
GAZI製リアサスペンションを取り付け後の様子
GAZI製リアサスペンションのレビュー
僕はGAZIのリアサスペンションを使用していますが、特段純正より乗り心地が良くなった様には感じられませんでした。
ただ減衰をいじくりまわした結果、リバウンドの減衰を最もハード、コンプレッションの減衰は最もソフトにすると、リアの安定感がとても良くなり、速度が上がってもなんとなくコントロールできそうな雰囲気があります。
オーリンズ製リアサスペンションのレビュー
GAZIとはセッティングの方向性が全然違いますね。
こちらはしっとり感が最高で、減衰力を最弱にすると、長時間ライディングをしても疲労感が少なく済みます。
逆に減衰力を高めに設定すると、攻め込んだ時の安定感が増して、とても乗りやすいです。
これは絶対に入れたほうがいいですね。
安物買いの銭失いにならないためにも最初からこちらを入れることをお勧めします!!
オーリンズ HO611 インストラクション
あまりネットには出回っていないようなので、アップロードしておきます。と言っていましたが、公式に入手できる場所を、オーリンズのサービス担当者から教えていただいたので、その方法を記載いたします。ご活用ください!
まとめ
みなさまいかがでしたでしょうか??
悩みどころが満載ながら、僕はこのサスにして満足しています!!
がDJ1もヤフオクでゲットしてみましたので、別途レビューしたいと思います。