はじめに
流用車種が決まったことから、バックステッププレートの仮設計をしてみました。
前回の記事はこちら
ステップの寸法測定
物がないと寸法がわからないので、ヤフオクでMC51ステップの中古品を購入しましたが、必要な部品がついてると楽ですね。
エンジン側のシフトレバー・シャフト・ステップ側のシフトレバー、ブレーキレバーとスプリング、左右のステップが揃っているものをおすすめします。
物が入手出来次第、グロムのステップとMC51の寸法を測定です。
バックステッププレートを設計する際は、ステップ位置のバック量とアップ量と、スイングアームのボルト干渉、ブレーキマスターシリンダーの干渉、ブレーキレバーの干渉などを考慮して、設計する必要があります。
まずは、ボルト取り付け点と、ステップの位置を測定しました。
3Dスキャナがあると便利ですが。。。。
バックステッププレートの設計
測定したポイントをもとに、バックステップのプレートの設計をしてみました。
ステップの位置は、バックステップの製造メーカーが載せているバック量とアップ量を参考に、設定しました。
今回は、レイアウトに合わせてハマりそうなモリワキのバックステップの数値を参考にしています。
それでも、意外にキツキツでして、スイングアームのボルトナットがステップに干渉しないかがとてもヒヤヒヤです。
制作手段の選定
制作するにあたって色々と脳内検討してみましたが、ミスミがmeviyというDIY向けのサービスが展開されていましたので、そちらを使うことにしました。
meviyはすごく便利で、3Dデータをアップロードすると、簡易見積もりと納期をすぐに出してくれますし、ものづくりのプロが作ってくれることもあり、選びました。
ミスミが提供している制作手段は、
・板金(レーザーカット/曲げ)
・切削(2軸 / 5軸)
・3Dプリント
で、今回は安く作ることを目的としていましたので、切削はせず、プレートに穴をあけるだけの板金を選択しました。
レーザーカットなので、自作よりもはるかに精度が高いとおもいます。
材料の選定
板金においてミスミが提供している材料は、
・SS400
・SUS304
・A5052
など、鉄、ステンレス、アルミが用意されています。
バイクで使用しますので、さびにくくそこそこ強いSUS304の4mmを選択しました。
ミスミへの注文方法
制作手法と材料が選定できましたので、その内容を設計モデルに反映します。
そのうえで、STEPでエクスポートして、ミスミのサイトにアップデートするだけです。
まとめ
みなさまいかがでしたでしょうか。
きちんと寸法と設計をして、やっとミスミに注文できました。
次回は、仮組みなどができそうですので、そちらを記事にしていきたいと思います。
関連過去記事はこちら
次回はステップ単体レイアウト検証です。