はじめに
さてEK9に限らず、当時のホンダ車はほぼ下図のような足回りのはずです。
プレリュードやアコードはもっと複雑な足回りですが。。。
このアームですが、鉄板をプレスして折り曲げて剛性を確保していますが、ハブ支持剛性はどうなんだろうと考えてみました。
ハブ支持剛性が大事な理由
ハブ支持剛性が低いと、ハブに力がかかった時に、ハブが動きまわって、設計した通りのジオメトリー通りに動かず、操縦安定性が良くないのです。
またハイグリップタイヤを履いた際など、量産より高い応力がかかった時の歪みぐらいも変わってきますので、キャンバーをつければいいじゃんとありますが、キャンバー角の保持力にも関わってきますので、ハブを支持する力が高ければ高いほど、タイムにもいい方向に作用すると思います。
プレストレーリングアームのハブ支持剛性が弱い理由
先ほども申し上げた通り、トレーリングアームは鉄板プレス成形で作られており、剛性確保のために、断面はすご~く確保してあり、あらゆる耐久試験をくぐり抜けてきただけあり、力の掛かり方を考慮したいい形をしています。
加えて裏側にはさらに鉄板が溶接してあり如何にも剛性を確保してありそうな構造をしています。
しかし鉄板であるのは変わらないので、ハブが力を受けた際に支えている鉄板が鋳造品と比べると歪みやすく、ハブ支持剛性が低いのではないかと考えました。
またハブの接触面(下図)は、面祖度が高ければ、点ではなく面で支えることができるようになり応力分散できることで、ハブを支持しやすくなるはずです。
しかし面粗度は良くするには、プレス戻りなどがあり、高くするには限界はあります。
限界というか量産都合というか。。。。
ハブ支持剛性をあげる方法
ここで本題ですが、どうやって上げるかというと、2つ思いつきました!!
1.鉄板とハブを溶接する。
2.鉄板とハブをパネルボンドで接合する。
ですね!!
管理人がやろうとしているのは2の方です!!
試すのはいつになることやら。。。。。。
技術的に証明できるのか????
接合面積がボルト・ナットの座面のみだとすると、接着剤で接合した場合、それよりも大きくなる。
そうなると応力が分散するため、変形しにくくなり、剛性が上がったことと同じになる??
こんなところでしょうか?
まとめ
みなさまいかがでしょうか??
実際にやってみてどうかということも気になります!!
操安性が上がるのか、シャキッとするのか、足の動きが良くなるのか。。。。