はじめに
パワーアップ目的でキタコ製のハイコンプピストンを購入してから、面倒なのでやっていなかったのですが、思い腰をあげてやっと取り付けに至りました。
どのように変化するのかものすごく楽しみです。
キタコ製ハイコンプピストンとは
過去記事を参照していただければと思いますが、ボアアップをせずに圧縮比を上げることで、保険代、税金、ナンバーを変更することなく、パワーアップが可能です。
キタコ製ハイコンプピストンの取り付け方法
ピストンの取り外し方法の概要
エンジンオイルを抜き、ヘッドやシリンダーに付いているセンサー/スロットル/マフラーを取り外します。
カムスプロケット/チェーンを取り外し、エンジンヘッドを取り外しまして、シリンダーを取ってピストンがお目見えします。
ピストンピンのスナップリングを取り外して、ピストンピンを抜き、ピストンを取り外します。
新ピストンに入れ替えて逆手順で組み上げて終了となります。
エンジンオイルを抜く
エンジンオイルを抜きます。
カムテンショナーを取り外す
ついでにカムテンショナーも取り外します。
バネとテンションロッドが飛び出してくるので注意してください。
油温センサーのカプラー取り外し
油温センサーのカプラーとハーネスクリップを取り外します。
写真の向きが悪く、ハーネスのクリップが見えなくて申し訳ないっす。。。
カウルの取り外し
O2センサーとスロットルの取り外しのために邪魔なので外しました。
右側だけ外せば、全ての作業ができます。
プラグコード取り外し
プラグコードを取り外します。
O2センサーのカプラー取り外し
O2センサーのカプラーを取り外します。
スロットルの取り外し
スロットルを取り外しますが、右側のボルトが抜けないため、スロットルカバーを取り外します。
マフラーの取り外し
マフラーを固定しているボルトを取り外します。
ボディ側にも3箇所ありますが、写真をとり忘れました。。。
追記(2019/1/19):撮り忘れ分を追加しました。
ヘッド横のカバーを取り外し
ヘッド横のカバーを取り外し、クランクケースの窓を出す。
ピストントップにする
クランクのT字の線とクランクケースの線を合わせ、
カムスプロケットの丸とヘッドの凸部が合わせる。
自然と合うかと思います。
カムスプロケットとカムプーリーの取り外し
カムスプロケットを取り外し、プーリーのボルトを取り外します。
エンジンヘッドの取り外し
エンジンヘッドのボルトを取り外し、ヘッドを横にずらすと。。。この通り
外れにくい場合は、プラハン/ゴムハンでコンコンすると抜けやすいです。
カーボンがめちゃめちゃ付いていましたが、問題なさそうなのでそのまま使用します。
続いてシリンダーの取り外し
シリンダーもプラハン/ゴムハンでコンコンすると外れます。
外した後の写真しかないですが。。。
シリンダーは若干縦傷がありましたが、問題ないかと思いましてそのまま使用することに。
ピストンを取り外す
ピストンを取る写真がないのでピストン単品で。。。。
スナップリングを外して、ピストンピンを抜きます。
ガスケットをスクレーパーで取る
緑のガスケットをスクレーパーで落とします。
クランクケース内にゴミが入らないように注意ください。
ピストンを取り付ける
これが苦戦しました。
ピストンピンの固定用のスナップリングがなかなか入らず、ピストンに取り付く前に自分の指に刺さりました。
みなさまも気をつけて作業してください。
後は逆手順で組み付けていく
後は逆手順で組み付けていくだけで、組み付け完了です。
グロムのECUのリセット
念の為ECUをリセットしましょう。
そうすることで、狂った燃調をリセットすることができ、今後の燃調をしっかりと合わせることができます。
圧縮比が高くなるため、なるべく予防はしておいた方が、ブローの確率が低くなるため、実施することをおすすめします。
エンジンの動作確認
最後に動作確認ですが、最初はクランキングからして異音がないかどうかを確認しながら進めてください。
クランキングはプラグコードをプラグから抜くだけで簡単にできます。
キタコ製ハイコンプピストンのレビュー
実はピストン以外はフルノーマルです。
ハイカムも付けず、マフラー、エアフィルターも交換していませんが、意外に体感できるほどのエンジンレスポンスとパワー感がありました。
トルクに余裕が出たことで、明らかに速度上昇が早くなり、ギアノセレクトが少し楽になり、走る楽しさが一段と増しました!!
しかしですね、4500rpm辺りからかちゃかちゃ音が増えまして、何が原因か探し中です。
ひとまず、タペットクリアランスの確認しましたが、問題なさそうです。。。。
後日ヘッドのみ取り外して確認しましたが問題なさそうです。。。
カムチェーンのテンションの問題か??
まとめ
みなさまいかがでしたでしょうか?
1万円でこれだけのパワーが得られるのであれば、かなりコスパが高いチューニングかと思います。
ただし、グロムの燃費はリッター50km以上ではあるものの、ハイオク指定ですので、維持費が高くなるのがネックかと思います。